
どんなに小さな草でも、成長を続ければ、硬いアスファルトを突き抜ける。
散歩中にその光景を見つけて、「おおっ!」と思わず足を止めた。
歩道の隅にあったので、普段なら気づかず通り過ぎていたかもしれない。
でも、歩くスピードだからこそ見えた景色。
で、思った。
これって、デザインの仕事と似てるなと。
デザインは一気に完成するものじゃない。
難しい案件ほど、資料を調べ、試行錯誤し、少しずつ形になっていく。
その過程は、草がじわじわとアスファルトを押し上げるのと同じ。
すでに枯れていた草だけど、きっとまた夏には芽を出すはず。
デザインも時間をかけて育てれば、ちゃんと誰かの心に届くと思う。