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【デザイナーの頭の中】変化は進化への扉

街を歩いていると、日常の風景が少しずつアップデートされているのに気づく。今日のテーマは「変化」について。

 

最近あちこちで見かける「価格改定のお知らせ」。材料費も人件費も上がる中、経営者たちは必死に考えている。どうやって続けていこう?どうやってお客さんに喜んでもらおう?そんな真剣な想いが、小さな看板の向こうに見えてくる。

 

一人の店員さんが注文を受けて、コーヒーを淹れる「ワンオペ」も、実は新しいサービスモデルへの挑戦かもしれない。効率化を極めながら、どうやって温かみのあるサービスを提供するか。まさに現代版「おもてなし」の進化形。

 

時々出会う「え、まだこの価格でいいの?」って驚くお店も、きっと独自の工夫で頑張っている。仕入れルートを見直したり、無駄を徹底的に省いたり、見えないところで努力を重ねているんだと思う。

 

そして、この変化の波の向こうに見えるのは、きっと新しいアイデアの誕生だ。

 

日本人って、制約があるときこそ創造力を発揮する民族だと思う。戦後復興も、高度経済成長も、数々の技術革新も、すべて「困った時こそ、新しいことを考える」精神から生まれた。

 

今の飲食業界も、きっと同じ。値上げもワンオペも、すべては次の進化への準備段階。もしかすると数年後には、今では想像もできないような素晴らしいサービスや仕組みが生まれているかもしれない。

 

AIを活用した効率的なオーダーシステム、地域密着型の新しい経営モデル、またはまったく新しい「食体験」の提案。可能性は無限大だ。

 

変化を恐れるのではなく、そこに隠れているチャンスを見つけ出す。街角の小さな変化も、実は大きなイノベーションの種なのかもしれない。

 

デザイナーとして、そして一人の消費者として、この進化の過程を楽しみながら見守っていきたい。

 

 

 


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